通販番組で人気のハンディーアイロン「ウルトラスチーム」って実際はどう?

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BS放送をザッピングしていると見覚えのあるハンディーアイロンがQVCの通販番組で紹介されていたのでじっくり見てしまいました。さすがにセールスのためのテレビ通販だけあって使用例を次々とわかりやすく説明してくれています。

SA-4086は番組内で「ハンディーアイロン&スチーマー ウルトラスチーム」という名前で売られており途中から放送を見ている限りメーカー名・品番はほとんど出てきませんでした。メーカー名・型番を連呼しているジャパネットたかたとは対照的ですね。

 

そのためかSA-4086について口コミを調べたときにQVCのサイトは検索上位ではなかったので購入前に見ることはできなかったのが残念。改めて見てみると楽天ではほとんどなかったSA-4086の口コミがたくさんありましたが、だいたい想像通りの内容でした。

ただ、テレビ放送で使用しているシーンを見ていると評価の低い口コミのように勘違いしても仕方がないかも?という点がいくつかあったのでハンディーアイロン&スチーマーについて疑問を持ちそうな部分をすこし解説してみたいと思います。

ハンディーアイロン&スチーマー、実際のところ使い勝手はどうなの?

スチームは連続してでてこない

QVCで販売されているハンディーアイロンがツインバードのSA-4086で、私は購入前からこれがショット式の衣類用スチーマーであることを知っていました。

トリガーを引いたときに「シュッ」とでるのがショット式のスチーマーで、小刻みにトリガーを引くことでまんべんなく衣類にスチームを当てることができます。

SA-4086は前身のSA-4084にくらべスチーム量が倍増していています。通販の放送中にも比較映像が流れていましたが。それはシュッと一度だけスチームが噴出しているだけで連続スチームと勘違いさせるようなものではありませんでした。

しかしスチーム量が増えたことで実際に使用している場面をみると一度トリガーを引いた時のスチームが目視できるレベルで残っている状態で2度めのトリガーを引いているため、実使用シーンでは連続スチームのように見えるかもしれないなと感じました。

よく聴けば「シュッ シュッ」と途切れるような音がしているのですが通販番組という特性上かならず喋っているので、スチームの噴射音がわかりづらいのも問題。

1度スイッチを押せばずっとスチームが連続噴射される「連続スチーム方式」だと思って購入すると、霧吹きのように何度もトリガーを引かなければならないこのハンディーアイロンはかなり期待はずれでしょう。

連続スチーム方式のスチーマーは5000円以下で買えるものはおそらくないので、お得だと思った人もいるかもしれません。

ただ1ショットのスチームの量が増えたことで1噴射でそれなりの範囲にスチームを当てることができます。QVCのサイトの口コミで高く評価していたのは旧製品を使用していた人でパワーの違いを実感されていたのだと思います。

洋服をハンガーにかけたままスチーマーでシワを伸ばすのにはちょっとコツがいる

放送中ではブラウスなどハンガーにかけたままシワを伸ばしていましたが、シワが取れる部分を大きく映し出すためハンディーアイロンを持っていない手はどうしているのかわかりづらくなっていました。

実際に使用してみるとフリーになっている手で服を引っ張らないとなかなかうまくシワはとれないので、テレビでも見切れている部分で服にテンションをかけていたのではないかなと思います。

また、フリルがたくさんついたブラウスを整えていたので、スチームでシワの取りやすい化繊の衣類だったのかもしれません。

Youtubeでもハンディーアイロン&スチーマーの実演動画がいくつかありますが、中にはハンガーにかけたままふわっとスチームを当てているだけでシワがほとんどとれていない物もありました。

QVCの通販番組のように商品について熟知した人がやるとサっと簡単にかるーくシワがとれるかのように見えてしまいますが、実際はおもったよりもじっくりスチームをあてなければシワは伸びません。このあたりのギャップからハンディースチーマーは使えない、と評価されてしまいます。

スチーマーを使って除菌&ニオイ取り

番組内ではアンモニアを含む液体を使用したニオイ取りの実演をされていましたが、ニオイは放送からはつたわってきませんのでどこまでの効果があるのかは実際に使ってみないとわかりません。

そもそもスチーマーでニオイのとれるメカニズムってなんだろうと思い少し調べてみました。

想像に難しくないのが熱による殺菌でのニオイ除去ですね。汗や湿気で雑菌が繁殖してニオイを発生させている場合は高温スチームが効果があるのかもしれません。

タバコなど雑菌ではなくニオイの原因になる粒子が付着した場合はスチームの勢いで吹き飛ばしたり、スチームの水分に原因物質を吸着させることで服からニオイを取り除くことができます。

といっても、丸洗いしたかのように取れるわけではないなというのが実感です。ジャケットなど洗濯できないものにはスチーマーを使うか消臭スプレーを使うくらいしか対策がありませんし、それなりに実用的です。時間があるなら風に当ててブラッシングですね。

スチームがあればニオイ取りはできるのでふつうのアイロンでも可能ですが、一般的なアイロンは立てて使うとスチームはでないので、ハンガーにかけたままスチームをあてるならやはりハンディースチーマーが向いていますね。

スチーマーは慣れればとっても簡単なアイテムです

SA-4086についての記事のつもりでしたが、どのスチーマーにも当てはまる内容になってしまいました。

ツインバードのハンディーアイロン&スチーマーは価格も安いのですが、特徴を知ればとても便利に使えるアイテムです。ただショット方式のためスチームが安定して出ないこともありますし、握力も多少必要になります。

もっと簡単に使いたいのであれば価格帯は上がりますが連続スチーム方式の衣類用スチーマーがメーカー各社から出ていますのでそちらをおすすめします。

ツインバード工業 ハンディーアイロン&スチーマーSA-4086

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